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介護保険の基礎知識⑤

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「介護保険の基礎知識」では・・・

介護保険の基礎知識」では、意外と知られていない介護保険の仕組みについて、ご紹介しています。

介護保険の基礎知識①では、最近、介護保険の見直しが図られ、自己負担額が増加するおそれがあることをご紹介するとともに、介護保険が作られた経緯や目的、介護保険料の負担の割合などをご紹介しました。

介護保険の基礎知識②では、所得による介護保険料の違いや、第二被保険者の介護保険料について、介護保険料の負担が始まるのはいつからか、介護保険のサービスを受けられるのはどのような方かをご紹介いたしました。

介護保険の基礎知識③では、平成27年度より制度が大きく変わり、以前は都道府県や政令市、中核市が指定や監督を行う予防給付のサービスに振り分けられていた事業の一部が自治体の管轄になり、以前よりもスピーディに必要なサービスを受けられるようになったこと、自治体独自の取り組みが行われやすくなり、自治体の状況に合わせたサービスが充実すると期待されていること、サービスを受けるために実際にはどのような手続きが必要なのかをご紹介いたしました。

介護保険の基礎知識④では、要介護認定を受けるためにはどうしたら良いのか、要介護認定申請へ至るまでの流れについて、申請を行ってから認定を受けるまでの流れについて、ご紹介いたしました。

参考記事:介護保険の基礎知識①
参考記事:介護保険の基礎知識②
参考記事:介護保険の基礎知識③
参考記事:介護保険の基礎知識④

 

今回の「介護保険の基礎知識⑤」では、介護保険を受けたらどのようなサービスを受けることができるのか、ご紹介していきます。

 

介護保険で受けられるサービスとは

介護保険で利用できるサービスには、要介護1~5と認定された方が利用できる介護給付を行うサービスと、要支援1~2と認定された方が利用できる予防給付サービスがあります。
サービスには様々な種類がありますが、その中で、介護給付でしか受けることができないサービスと、予防給付でも受けられる種類のサービスがあります。

また、都道府県や政令指定都市、中核市等が指定監督を行っているサービスの場合、お住まいの地域以外の事業所でもサービスを受けることができるのですが、地域密着型サービスと呼ばれる、市町村が監督を行うサービスも存在し、そのサービスを受ける場合には、事業所や施設がある市区町村にお住いの方に利用者が限られます。

 

管轄や受けられるサービスで分けるのではなく、受けられる内容で介護給付サービスや予防給付サービスを分けることもできます。

大きく分類すると、次のような種類となります。

Ⅰ.介護の相談やケアプラン作成
Ⅱ.自宅で受けられる家事援助等のサービス
Ⅲ.施設などに出かけて日帰りで行うデイサービス
Ⅳ.施設などで生活(宿泊)しながら、長期間又は短期間受けられるサービス
Ⅴ.訪問・通い・宿泊を組み合わせて受けられるサービス
Ⅵ.福祉用具の利用にかかるサービス

 

それぞれのサービスについて、受けられる内容が複数ありますので、ケアマネージャーと利用者、利用者家族、事業所等が話し合い、実際に利用するサービスを決めていきます。

なお、地域によっては、要支援1~2と認定された利用者の場合、ケアマネージャーではなく、市町村や地域包括センターの担当者が利用者と一緒に介護予防サービス計画を行う場合もあります。また、本人が計画書を作成して、市町村に提出できる場合もあります。

サービスの内容は定期的に見直しを行い、利用者の状態に合ったサービスが提供されるようにします。

ケアマネージャー等の専門家と一緒に考えられるので、利用者や利用者家族も安心ですね。

 

サービスの内容は?

ここでは、先ほど大別した介護サービスの内容を細かくご紹介していきます。

Ⅰ.介護の相談やケアプラン作成
居宅介護支援又はケアマネジメントと呼ばれるサービスです。利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、ケアマネージャーが利用者宅を訪問して、利用者の心身の状況や置かれている環境に応じて介護サービスを利用するためのケアプランを作成します。さらに、そのプランに基づいて適切にサービスが提供されるよう、ケアマネージャーが事業者等への連絡や調整を行います。

居宅介護支援は、公正中立に行うこととされていますので、適切な事業者やサービスを選ぶことができます。

ケアプランを作成する際に、利用者の金銭負担はありませんが、ケアマネージャーによるケアプラン作成は、要介護1~5の認定を受けた方しか利用することができません。
要支援の方の介護予防サービス計画については、地域包括センターが作成することになりますが、市町村や地域包括支援センターに評価を受ければ、自分で作成することもできます。

 

Ⅱ.自宅で受けられる家事援助等のサービス
訪問介護、訪問入浴、訪問看護、訪問リハビリ、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護などのサービスがあります。訪問介護、訪問入浴、訪問看護、訪問リハビリには、予防給付で受けられるサービスもあり、要支援1~2の方も受けることができます。
例えば「訪問介護」では、食事・排泄・入浴などの身体介護や、掃除・選択・買い物・調理などの生活援助のサービスが受けられます。

要介護認定の内容により、負担額や利用できる頻度が異なっており、要支援1の方の場合、週2回までしか利用できず、その際の利用者負担は1か月分の料金として計算され、数千円程度となります。要支援2の方が週2回を超える程度の利用をした場合には、利用回数に応じて、負担額も増えていきます。

要介護1~5の方の場合、月単位ではなく、1回ごとの金額となります。身体介護の料金と、生活援助の料金は異なり、時間によって数百円の自己負担が発生します。また、通院等の移動を目的とした、乗車、移送、降車の介助サービスを提供している事業所もあり、数十円~数百円の自己負担金で利用することができます。

利用者負担は、原則1割負担ですが、金額はお住まいの地域が属している地域区分によって変わってきます。区分は1級地~7級地、その他に分類されます。

 

以降、介護保険の基礎知識⑥へ続く

 

本記事は、2016年09月26日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


この記事のアドバイザー

prof Kasiko編集部

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  • 所属:Kasiko

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