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探偵による浮気調査④-浮気調査に掛かる費用

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リアルな実例

「夫は浮気をしている」―10年連れ添ったパートナーの日常の言動の些細な変化から、そう確信したAさんが探偵事務所に夫の浮気調査を依頼したのが2週間前。

今日は兼ねてから夫に「取引先の接待があるので帰りが遅くなる」と告げられていた日であり、時間をかけて探偵事務所と綿密に計画した浮気調査の実施日でもある。Aさんは、夫の「接待で帰りが”やむなく”遅くなる」という口上が、本当は浮気相手と密会するためについているであることを見抜いていたのだ。

夕刻、計画通りにターゲットである夫の会社前で張り込んでいた2名の探偵は、会社から出てきたターゲットに即座に気付いた。事前にターゲットの妻であり今回の調査の依頼者であるAさんから複数枚の写真を提出してもらっていたうえ、当日の服装や髪型に至る詳細な特徴も調査前に報告してもらっていたためだ。

ターゲットは探偵2名に尾行されているとも露知らず、いつものように駅への岐路を急ぎ、いつもとは”違う方向”の電車に乗り、妻の待つ自宅とは反対方向に位置する繁華街の中心地にある駅に降り立つ。有名なモニュメントの前で待ち合わせた相手は、仕事上の接待相手でも、自宅で待つ妻であり調査依頼者であるAさんでもない、妙齢の女性であった。

少し年の離れたそのカップルは居酒屋で軽く食事をとって店を後にすると、肩を寄せ合って繁華街の外れにあるホテルへと消えていく。2人がホテルから出てきたのは、3時間程経過した終電間近の23時過ぎ。

ターゲットは女性をタクシーに乗せて見送ると、自身はそそくさと駅へ向かい、自宅方面へ向かう電車に乗り込んでいく。どこにでもいそうな熟年カップルを装った男女2名の探偵に、一部始終をビデオカメラに収められているとも知らず―

後日、探偵事務所から報告を受けたAさんは離婚を決意。浮気現場の一部始終を収めた映像を突きつけて、2人いる子供達の親権と財産分与に加え、相応の慰謝料を要求する構えだ。

 

前回は探偵が行う浮気調査の「調査方法と報告作業」の主な流れを紹介した。

参考記事:探偵による浮気調査③-調査方法と成果報告
参考記事:探偵による浮気調査②-浮気されやすい季節
参考記事:探偵による浮気調査①-探偵という職業の現実

 

さて、今回は多くの人が気になるであろう、浮気調査にかかる費用についてだ。

因みに、長々と上述した例は実際にあったケースに多少脚色を加えただけの、極めてリアルなものだ。このケースの調査にかかった実際の費用は、各種実費込みで144,000円であった。

 

料金の内訳

上述のケースに登場する探偵事務所の実名は伏せておくが、この事務所では契約時に基本料金30,000円を貰う代わりに、当該基本料金に写真・動画撮影およびその現像・DVD化費用や、調査が深夜に及んだ際の深夜料金を一定まで含んでいる。

そのうえで、探偵の人件費として、基本的に1時間8,000円×調査に要した時間を貰い受けている。これに実費を加えた金額が調査費用となる。

前述のケースでは、探偵2名で夕刻17時に張り込みを開始し、24時にこれを完了した。あわせて、途中でターゲットが浮気相手と立ち寄った居酒屋に、2人の会話内容の確認等も含めて探偵も密かに入店したため、実費が2,000円(ソフトドリンクと席代程度)かかっている。

まとめると以下の通りだ。

基本料金:30,000円
探偵人件費:1時間8,000円×7時間(17時~24時)×2名=112,000円
調査実費:2,000円

合計:144,000円(税抜き)

 

どうだろう。この金額を高いと思うだろうか、手頃だと思うだろうか、ハタマタ妥当だと思うだろうか。

多分、「やっぱり安くはないな・・・」といった辺りの感想が一般的なのではなかろうか。

 

浮気調査の料金を抑えるコツ

しかしながらこのケース、実は浮気調査としては「比較的に安く済んだほう」である。1日で「計画通り」に調査が完了し、「目的を達成できた=浮気の現場を抑えることができた」ために、この金額に抑えられているのだ。

 

もしもターゲットがこの日に浮気をせずに終電までの時間を費やしていて(一人で趣味の何かを楽しんでいた、男性の友人と酒を飲んでいた、女性と過ごしていたもののホテルへ入る等の決定的な行動は起こさなかった等々)、調査計画が失敗に終わっていれば、浮気の尻尾を掴むために別日に再度調査を実施する必要がある。

そうなれば、当然その分の探偵の人件費が嵩んでしまうため、料金はぐっと高くなってしまう。ターゲットが何日も尻尾を出さず、調査に時間がかかってしまい、調査費用が100万円を超えてしまうこともさして珍しくはないのだ(もちろん、依頼者の予算に応じて調査を途中で断念することも少なくない)。

聞き及んだところによれば、出張先に”女”を作った男性の妻の依頼で、探偵3名で出張先まで追いかけて行って数日間かけて浮気の証拠を掴んだケースでは、探偵の人件費のほかに交通費や宿泊費等の実費が加わって、調査費用が300万円程かかったのだそうだ。

※ただしこのケースでは、妻は元々離婚するつもりであったうえ、ターゲットの男性がおカネに余裕のある会社経営者であったため、探偵による浮気調査で得た「証拠」をもとに(財産分与とは別に)数千万円単位の慰謝料を得て、十分過ぎるほど「元をとった」のだとか。

 

つまるところ、極力余分な調査費用がかからなくて済むように浮気調査を進めるには、事前の詳細な情報提供と計画立案がキモとなることがご理解いただけたことだろう。

依頼者が事前に確度の高い情報(例えば、浮気相手との逢瀬の約束をやり取りしたメール等々)を提供できれば、それに応じた調査計画が立てられて調査成功率は大いに高まり、結果的に調査費用が安く収まるのだ。

 

ただし、確度の高い情報=浮気の証拠等を得るために、依頼者自身が必要以上に詮索したり、分不相応に素人が尾行等をしてしまうと、かえって調査成功率を下げてしまうことになりかねない。

「決定的な証拠はないけど絶対怪しい」と感じている場合は、そのことを素直に探偵事務所に相談してみるといいだろう。そういったケースでは、プロの探偵がこれまで培った実績から証拠集めのノウハウを教えてくれたり、本番の浮気調査の成功率を高めるための予備調査(事前の簡易な行動調査等)をしてくたりする。

一般的に予備調査は別途費用がかかるものの、プロの探偵にこれを行ってもらうことで、結果的に余分な費用がかからず安価に抑えられることが往々にしてあるようだ。

 

なお、今回紹介した料金内訳例は、とある実在する探偵事務所で採用している料金体系であり、全ての探偵事務所がこういった料金体系になっているわけではない。例えば、「探偵2名、調査6時間までは10万円」といった具合に、パッケージ料金とそれに各種オプション料金を付加する体系をとっている事務所もある。

探偵の人件費負担が「決して安くない」ことを念頭に、本稿の例等を基準にしておけば、どこの探偵事務所の料金体系であっても「高いか安いか」はある程度判断できるだろう。時には複数の探偵事務所でアイミツをとってみるのもいい。

ところで、ここまでお読みいただけていれば、極端な「格安料金」を謳う探偵事務所は逆に信用できないことがお分かりいただけていると思う。手抜き調査(そもそも嘘の報告をする等)をされて、なんの成果も得られないで終わるのが目に見えているからだ。

 

本記事は、2016年10月28日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
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