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有名芸能人とSNSを利用した化粧品購入詐欺

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SNS広告を通じて海外通販サイトで購入→法外な請求

国民生活センターは8月18日、インターネットを通じて人と人とのコミュニケーションをサポートする、フェイスブック等のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じて、「有名女優も使っている」等と騙る手口で海外の有名化粧品を法外な値段で売りつける詐欺的行為が横行していることに注意を呼びかけた。

「SNSの広告を見て、有名女優も使っているという化粧品を申し込んだが、注文した内容の数倍の金額を請求された」という相談が多く寄せられています。消費者がSNS等で見た広告をきっかけに契約するケースが多くありますが、普段利用しているサイトに「芸能人も使っている」という広告が出ていたからといって気軽に契約をすると、海外の詐欺的事業者とのトラブルに巻き込まれる恐れがあります。(引用元:国民生活センター)

 

被害相談事例を見ると、インチキ広告につられて表示価格5000円の化粧品をネット通販で購入したところ、表示価格の8倍に相当する4万円もの請求が届き、キャンセルを要求しても外国語を使う相手方と話しが通じず、トラブルに発展してしまった等という詐欺被害が相次いでいるのだという。

参考サイト:国民生活センター「SNSの広告で購入した化粧品で思わぬ請求が!」(PDF)

 

具体的な手口

同センターやこの手口に対して注意喚起しているブログやWebサイト等によると、SNSで有名女優の写真が配された広告が配信されていて、これをクリックすると実在する海外の有名化粧品を紹介・販売する通販サイト等に飛び、消費者が気に入って購入してしまうと後になってクレジットカードや決済代行サービスに数万円もの請求が来るのだそうだ。

上述の事例然り、通販サイトには5000円前後の値段が表示されていたのに実際にはその数倍もの金額を請求され、「話しが違う」として、注文をキャンセルしようにも受け付けてくれない等のトラブルになってしまうのだという。

 

SNSに掲載される広告には、無断で使用されていると思われる国内外の有名女優の写真とともに、いささか意味不明な日本語の広告文が並ぶ。どうやら、もともと外国語で書かれた文章を、Google翻訳等の翻訳ソフトで翻訳し、安易にそのまま掲載しているために不自然な日本語になってしまっているのだろう。

国民生活センターによれば、そんな怪しげなSNS上の広告をクリックすると「テレビ局風のWebサイトに飛ばされる」のだというが、具体的な被害事例を調べてみると、そのサイトはNHKオンラインのWebサイトを模して造られたサイトである様子。

そこには、再度、有名女優の写真が並べられ、広告文とはうって変わってダイブまともな日本語で「多くの有名女優が愛用している」と謳った文章が並び、その下に購入ページへリンクしているボタンが設置されている。

Webサイトの作りや、そこに掲載された文章を見るに、購入意欲を掻き立てられて騙されてしまう人がいてもおかしくない内容となっている。

 

海外事業者とのトラブルを専門に扱う国民生活センター越境消費者センターに寄せられるこの類の詐欺被害トラブルに関する相談件数は、2015年6月には10件程度であったものが、7月になって約300件にまで急増しているとのことだ。

 

要注意!当該詐欺サイトは今も稼動中

2015年8月25日の本稿執筆時点では、NHKオンラインを模した当該テレビ局風サイトは未だに存在していて、購入ページへのリンクもその先の商品購入ページも未だ稼動していることが確認できる。

実際にそのサイトに訪れてみると、ヘッダーと呼ばれるWebサイト上部のロゴやメニューが配置される部分はそのままNHKオンラインのものをコピーして作られている。

ただし、当該部分はただの画像で、そこに配置されているサイトメニューは活きていない。また、フッターと呼ばれるWebサイト最下部の個人情報の取り扱いや著作権等について書かれている帯の部分も、同様に実際のNHKオンラインから盗用されたと思われる画像が貼り付けられていて、パッと見は本物のサイトと見分けがつかない仕様だ。

詐欺サイトである以上、ここでのWebサイトURLの紹介は避け、代わりにNHKオンラインによる当該詐欺サイトに関する注意喚起のお知らせを掲載しておく。

参考サイト:NHKホームページを装った広告にご注意を(PDF)

 

SNS経由の詐欺被害に騙されないために

今やSNSは広く普及し、世界中の人々がコミュニケーションツールとして利用している。そんな、日常的に利用しているSNSにも、多くの人が絡んでいるからこそ中には邪な考えを持つ人もいて、危険も潜んでいるものだ。

広告もWebサイトも、特に初見の場合はくれぐれも安易に信用せず、少しでもオカシイ・アヤシイと感じた場合はいろいろな点に注意を払って再度見直してみて欲しい。例えば、書かれている日本語に翻訳サイトで翻訳されたような不自然さがあったり、メニューボタンのように見えてリンクが効いていなかったりと、詐欺被害を回避するヒントは意外に少なくない。

 

なお、万が一、誤って購入してしまってから怪しい点に気がついたら、すぐに最寄りの消費生活センターや国民生活センターに相談して欲しい。
国民生活センターは相談をネットでも電話でも受け付けている。

参考サイト:国民生活センター

 

本記事は、2015年08月26日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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