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賃貸物件を選ぶ際の優先順位

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東京と大阪で異なる視点

入学・入社・転勤等で春先から新天地で生活を始めた方々は、ようやく新しい環境に慣れてきた頃合だろうか。

春は引っ越しが活発になり、賃貸物件の入れ替わりも激しい季節。じっくりと時間をかけて新居を探す人で、次の春に引越し予定があれば、今時分から希望する条件にあった物件を見繕い始めていることだろう。

 

さて、ではアナタは賃貸物件を探す時にどのような基準を優先しているのだろうか。

以下のデータは、大手不動産情報サイトSUUMO(スーモ)が2014年に実施した「賃貸物件を選ぶのに重視することは何?」と題するアンケート結果である。

東京都
1位:最寄駅からの時間
2位:通勤・通学時間
3位:間取りプラン(部屋の配置)
4位:生活利便性の良いエリア(商業、公共、医療施設など)
5位:住戸の広さ(専有面積)
6位:防音性、騒音で問題が起こりにくいこと
7位:周辺環境の良いエリア(街並み、公園、自然など)
8位:住戸の設備・仕様
9位:耐震性
10位:セキュリティ

(引用元:SUUMO)

大阪府
1位:間取りプラン(部屋の配置)
2位:生活利便性の良いエリア(商業、公共、医療施設など)
3位:最寄駅からの時間
4位:通勤・通学時間
5位:周辺環境の良いエリア(街並み、公園、自然など)
6位:住戸の広さ(専有面積)
7位:防音性、騒音で問題が起こりにくいこと
8位:住戸の設備・仕様
9位:セキュリティ
10位: 耐震性

(引用元:SUUMO)

参考サイト:
SUUMO「東京都版 気になるランキング『賃貸物件を選ぶのに重視することは何?』」
SUUMO「大阪府版 気になるランキング『賃貸物件を選ぶのに重視することは何?』」

 

これによると、東京都では兎にも角にも通勤・通学に関する利便性の高さが重要視されているのに対して、大阪府ではそれよりも居住環境を重要視しているのがわかる。

関東と関西では何かにつけて「両者の違い」が見られるが、この賃貸物件選びにおいての違いは何が原因で生じているのであろうか。

 

違いの原因はここに?関東VS関西

首都圏と京阪神圏の通勤・通学ラッシュを比較してみると、首都圏は最混雑時の1時間の混雑率が平均168.6%、京阪神圏は平均135.5%-という国土交通省のデータ(2009年)がある。

首都圏では路線によっては混雑率200%超えもあるというから、同じラッシュアワーでもかなりの差があるようだ。

また、関西では都心部に向かって一斉に人が集まるような一極集中が関東ほど多くはなく、多少のラッシュ緩和があると思われる。

こうした点を踏まえて見ると、確かに大阪では東京ほど通勤・通学に関する利便性が優先されないのも頷けよう。

 

さらに先の「賃貸物件を選ぶのに重視することは何?」のデータには入っていないが、物件選びにおいては当然家賃の額も重要だ(というか、実は無意識に誰しもが家賃を最重要視していて、まず始めに手の出せる価格帯で絞込み、その中からデータにあるような条件で物件を選定しているのかもしれないが)。

関西の人が東京に上京してくると、たいていの人が家賃の高さに驚く。

関東と関西で、住んでみたい街として人気がある場所の家賃相場を比較すると、関東が1.4倍ほど割高なのだそうで、場所によっては同じような物件でも数万円以上の差があるということもザラだ。

また、間取りにおいては、関東では関西よりワンルームの割合が2倍ほど多く、2LDK以上の物件数が少ないのだという。つまり、同じ家賃金額帯であっても、関東(主に東京)と関西では、関東の方が間取りや広さの選択範囲が狭いのだ。

大阪では東京に比べて、少し頑張って(少し高めの家賃を覚悟すれば)高望みすれば、広い間取りの物件に手が届く可能性が高い-という点が、大阪でのアンケート結果に結びついているのかもしれない。

一方、そもそもの家賃相場が高い東京では、例えば家賃の上積みを1万円程度覚悟したところで、さしたる居住環境の向上に繋がらないことのほうが多い。

少し頑張って高めの家賃を払ったところで、さして(間取り等の)居住環境がよくならないならば、それらを多少犠牲にしてでも立地を重視し、通勤・通学にかかる時間や労力を削減したい-と考えている人が多いのが東京なのであろう。

 

条件に合う賃貸物件を見つけるには

もし住みたい町が既に決まっているのならば、ざっとインターネットで下見をしたうえで、実際にその町へ行き、その町で賃貸業を営んでいる不動産屋に直接出向くのも手だ(引越し先が遠方だとそうそう適わないが・・・)。

昨今では、不動産屋は自社で仕入れた物件の情報を総合不動産情報サイトへ登録して集客するのが一般的だが、直接尋ねて条件を伝えることで「まだ不動産情報サイトに登録していない掘り出し物件」の情報を紹介してもらえることがあるのだ。

 

また、不動産屋を絞って、それらに足繁く通っているうちに従業員と顔見知りになり、掘り出し物件があった際に優先的に連絡をもらえるようになった-なんてケースも多々ある。

そのため、まずは「物件」ではなく、そういった親身に相談に乗ってくれる「不動産屋」を探すのもイイ。

元も子もないハナシになってしまうが、「住みたい町の掘り出し物件」ともなれば、固執していた「譲れない条件面」をカバーして余りあるメリットを享受できるかもしれない。

条件にあう物件をインターネット経由で広く探すのもアリだが、住みたい町やその町で不動産屋を先に絞り込み、直接出向いて、自身の希望に近い物件を探すのも大いにアリなのだ。

 

本記事は、2016年06月17日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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