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2015年の交通事故死者数-15年ぶりの増加に

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昨年は4117人が交通事故で死亡

2016年の年明け間もない1月4日、警察庁交通局が2015年(平成27年)中の交通事故死者数を発表した。

同発表よると、2015年1月1日~12月31日の1年間に日本全国で交通事故によって死亡した人の総数は、一昨年に比べて4人増加し、4117人であったという。

 

自動車の安全技術の進歩や、国や自治体による交通安全の啓蒙施策、危険運転の厳罰化等の効果から、長年、交通事故死傷者数は交通事故件数とともに下落傾向が続いていた。

それが残念ながら、昨年は一昨年比で増えてしまった。

年間の交通事故死傷者数が前年比で増加したのは、15年ぶりのことだそうだ。

 

caraccidentstats2015

引用元:警察庁交通局

※交通事故死傷者数のピークは1970年の16765人。そこから減少傾向が続き、近年では5000人を下回る状況となっている。直近で前年比に増加したのは2000年のこと。

参考サイト:警察庁交通局「平成27年中の交通事故死者数について」(PDF)

 

都道府県別交通事故死傷者数

都道府県別で見ると、死者数が最も多かったワースト県は愛知県で、なんと13年連続。次いで大阪府がワースト2位で、3位以降は千葉県、神奈川県、埼玉県と関東圏が3県続いた。

交通事故死傷者数が最も少なかったのは、島根県と徳島県の27人であったという。

 

首都である東京は前年比11人減の161人で8位。人や車の往来が最も激しいために交通事故件数は多いものの、建物が密集していて道幅が狭く、スピードが出しづらいために悲惨な死亡事故は比較的起きにくいのかもしれない。因みに死者数161人は戦後最小なのだそうだ。

世界にその名を轟かすトヨタのお膝元ながら、交通事故死者数13年連続全国最多の超不名誉記録を樹立した愛知県は、前年比9人増の213人。県民の自動車保有率が高いことも要因にあるが、何よりも問題なのは「名古屋走り」と呼ばれる、県人ドライバーの運転気質の荒さだ。Wikipedia等によれば、「名古屋走り」とは、愛知県名古屋市やその近郊で見られる、無理な右左折やスピード超過、信号無視(黄信号で停止しない、見切り発車をする)等といった悪質な運転マナーの総称なのだそうだ。

昨年ワースト2位の大阪府の死者数は196人。驚くべきは、一昨年(2014年)の143人から前年比で53人も死者数が増えていることだ。何か大きな事故があったのかと言えば、そうでもない。2013年の179人から、2014年には33人も死者数を減らすことができていたにもかかわらず、2015年は春から秋口にかけて死亡事故が相次ぎ、減った分以上に増えてしまったこととなっている。

 

都道府県 ワースト順位 交通事故死者数
愛知県 1位 213人(前年比9人増)
大阪府 2位 196人(前年比53人増)
千葉県 3位 180人(前年比2人減)
神奈川県 4位 178人(前年比7人減)
埼玉県 5位 177人(前年比4人増)
北海道 5位 177人(前年比8人増)
兵庫県 7位 171人(前年比11人減)
東京都 8位 161人(前年比11人減)
福岡県 10位 152人(前年比5人増)
広島県 15位 95人(前年比22人減)
京都府 16位 87人(前年比18人増)
宮城県 28位 66人(前年比17人減)
島根県 46位 27人(前年比1人増)
徳島県 46位 27人(前年比4人減)

 

問題・課題はやはり高齢者の交通事故抑止

13年連続で全国最多の死者数を出してしまった愛知県警の発表によれば、死者数213人のうち、半数以上(57.3%)の122人が65歳以上の高齢者であったそうだ。

この傾向は何も愛知県に限ったことではない。

日本全国で見ても死者数のうち、65歳以上の高齢者が占める割合は54.6%と算出されている。昨年、交通事故で亡くなった4117人のうち、2247人が高齢者なのだ。

koureisyasisya2015

引用元:警察庁交通局

 

揺ぎ無い主要因の一つは、少子高齢化によって人口ピラミッドに占める65歳以上の高齢者数が突出していることが挙げられる。

ただし、亡くなった2247人の高齢者は、何も被害者だけではない。「ブレーキとアクセルを踏み間違え」て、他人を巻き込んでしまう高齢者も少なくないことは、昨今のニュース報道等でご存知だろう。

今後も、広く交通安全の啓蒙を続けるとともに、高齢者に免許返納を促すことも続ける必要がある。

 

参考記事:
年末年始および2014年中の交通事故発生件数
交通事故死傷者は13年連続で減少-平成26年度版交通安全白書

 

本記事は、2016年01月25日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。



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