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3月の離婚が多い理由、4年目の離婚が多い理由

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芸能人カップルの離婚バナシ

欧米とてアジアとて、もちろんアジアの中の日本とて、古今東西を問わず、人(とりわけ女性)は他人のゴシップやスキャンダルが大好きで、そういったハナシに耳目をそばだてては、見聞きしたネタで井戸端会議に花を咲かせている。

とりわけ、芸能人カップルの離婚バナシなんかは大好物のようだ。

芸能人同士の結婚バナシが舞い込んできても、一時は驚きや祝福の声があがるものの、スグに飽きてしまいがちながら、離婚のハナシとなると、「何が原因だったのか」「これからどうするつもりなのか」等々、明らかな他人事であるにもかかわらず、ヤイのヤイのと騒ぎ立てて賞味期限一杯までその話題に執着する。

つい最近の日本でも、ある歳の差が開いていた芸能人カップルの離婚バナシが持ち上がるや否や、テレビも雑誌もインターネットも総出で「離婚原因」の報道合戦を繰り広げ、しばらく時が経ったハズの今も当該元カップルの名前をあちらこちらのメディアで目にしているほどだ。

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ところで、日本では例年3月になると離婚件数が最も多くなるのをご存じだろうか。

また、結婚4年目のカップルの離婚件数が同じく最も多いのをご存じだろうか。

本稿では、日本における離婚で、こういった傾向が生じる背景を解説していく。

 

例年3月に離婚件数が多くなるワケ

最新の厚生労働省データによると、平成26年中の婚姻件数は前年比1万2000組減の64万9000組、離婚件数は同9000組減の22万2000組であったという(平成26年データは推計値)。

実際には、離婚に至ったカップルが婚姻年数の加味する必要があるが、この数字をざっくりと見ただけでも、「結婚した3組に1組のカップルが離婚する」という巷のウワサがまんざらでないことがおわかりいただけるだろう。

 

この平成26年の3月中の離婚件数は23,925組

以下は、データの詳細が公表されている平成26年8月から過去1年分遡った各月の離婚件数データを表とグラフにしたものだ。

 

<平成25年9月~平成26年8月の月次離婚件数>

 

平成25年
9月18,451組 10月19,382組 11月17,457組 12月19,744組
平成26年
1月17,420組 2月16,934組 3月23,925組 4月19,725組
5月17,418組 6月18,363組 7月18,721組 8月16,893組

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元データ:厚生労働省

 

このように、唯一3月が2万件を超えて突出している。
これは、3月が子供の生活環境が変わる区切りに適しているためだ。

離婚を機に子供を連れて転居する場合、日本の年度末にあたる3月に離婚して新居を構え、子供には年度初めとなる4月から新たな環境でスタートを切らせてあげることができる。
また、名字が変わる場合も何かと年度初めの方が都合がイイ。

これが、3月の離婚件数が多い理由である。

因みに、結婚は祝日の日数が多く、天候が安定している11月に多くなる傾向があるのだそうだ。

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婚姻4年目の離婚件数が多くなるワケ

もう一つ、離婚の定説となっているのが、4年目の離婚である。

統計データ上でも婚姻3~5年目に離婚するケースが目を引き、実際、結婚するカップルの4割弱が婚姻期間5年未満で離婚に至っているという。

ただし、これは日本に限った離婚事情ではないようだ。

英国ロンドンにある”The Marriage Foundation”という結婚相談所の調査でも、婚姻期間4~5年のカップルが最も離婚しやすく、これを乗り越えて7年が経過したカップルは離婚しにくくなり、10年を超えると離婚する確率が大幅に低下することが判明したという。

 

婚姻4年前後のカップルが離婚に至りやすい要因としては、”The Marriage Foundation”が「結婚相手を安易に見定めてしまっているカップルが多いため」と説明しているほか、一部では「原始時代から続く遺伝子がそうさせている」といった説がまことしやかに語られている。

なんでも、原始時代の女性は摂取している栄養に偏りがあったため、出産から次の妊娠までに4年の歳月を要したといい、この間に次のパートナーを探すことが遺伝子レベルに根付いているというのだ。

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婚姻4年目の離婚件数が多くなるワケ2

遺伝子レベル云々のハナシに真実味があるかどうかはさておき、改めて具体的に考察してみるに、やはりこちらも”子供”が要因となっていると考えられそうだ。

例えば、結婚して暫くは二人で暮らしていたカップルが倦怠期に陥り、「子供ができる前に」と離婚を決意するケースもあろうし、4年という時間経過を考慮すれば、最近増えている”産後離婚”がこの時期に集中していると考えてもおかしくない。

子供ができたことで、母親が子供最優先になって夫婦がすれ違い始めた。

子供を産んで母親になった妻を、夫が”女性”として見ることができなくなった。

”よき夫”、”よき妻”と思っていたパートナーが、子供ができて”親”となった途端、望んでいた”よき親”ではないことがわかった。

子供ができたことで目標達成感が湧き、パートナーのことがどうでもよくなってしまった。

等々、いかにも結婚3~5年目くらいのカップルによくありそうな、他人が蜜の味を感じそうなハナシ(離婚原因)ばかりが幾つも浮かぶ。

本記事は、2015年02月04日公開時点での情報です。個々の状況によっては、結果や数値が異なる場合があります。特別な事情がある場合には、専門家にご相談ください。
ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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  • 所属:Kasiko

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